2014年12月6日土曜日

企業の新規事業提案

先日、ある企業の社内の新規事業提案の審査員として招いていただいた。
イノベーションを研究しているので、やはり企業の新規事業は大きな関心事。
新事業提案の審査はいくつかこれまでもやらせてもらっているが、
ここの企業がすごかったのは2つ。

1つ目は、その継続性。今回で30回目だそう。最近は隔年開催。
ずっと新規事業の提案をやっていると、その中から実際のビジネスに結びつくものもでてくるという。「良い提案なら実行される」という組織が創られるのはとても強い。

2つ目は、参加者の意識。みなさんが、「ぜひ自分でこれをやらせてほしい!」という思いをもって臨まれている。やらされている感じはない。しかも、全社的なコミットメントはすごい。会場での発表や質疑応答は全社的に様々な支店や関係会社に中継(Ustreamだったかな?)されている。この当事者意識の高さが組織レベルで高い水準にあるのはやはり大きな力になると感じた。